社長・エグゼクティブのパーソナルスタイリスト、イメージコンサルタントの友惠です。エグゼクティブは、常に周囲から見ら影響力のある存在です。
存在感があり、印象がポジティブであれば、ビジネスは拡大し、その逆はチャンスを失う事もあるでしょう。そんな、エグゼクティブのためのスタイリストの選定の基準やサービスについて触れたいと思います。
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社長が選ぶべきパーソナルスタイリストとは?
社長・エグゼクティブが外見を意識するのは、露出機会が増えはじめる頃では無いでしょうか。講演、出版、取材など、人目に触れる機会が増えると、チャンスに変えたいものです。自分の魅力や能力、ビジネスを語るイメージ創りですから、ファッション性だけを追い求めることではありません。
好意的なイメージが定着すると、ある時期から取材や露出のオファーが益々増えます。私の経験では、顧客は倍々で露出機会が増えてゆきました。当初は選べる立場では無く、引き受けていたものが、厳選するステージへと変化します。これは、メディアリレーションの領域なので、単にスタイリストでは、カバーできないことが考えられますので、経営者やエグゼクティブに特化した経験豊富なコンサルティングを提供できるパーソナルスタイリストが良いでしょう。
私は、メディアの露出や上場を控えたエグゼクティブ・経営者のイメージ戦略を担当させて頂く事が多いのですが、お忙しいエグゼクティブ・経営者の中には、日々の装いが憂鬱に感じたり、ご自身を広報活動の一環としてプロデュースしていく必要性をお考えの方もあると思います。そんな皆さまの参考になればと思います。
エグゼクティブ・経営者対象のショッピング同行
ショッピング同行は、目的に合わせ、ファッションの提案をしてくれるサービスで、アメリカではパーソナルショッパーという職業として幅広く認知されています。近年では、日本でもパーソナルスタイリスト、イメージコンサルタント、スタイリストなどの職業を名乗る人がサービスを提供することも多くなっています。そんなショッピング同行サービスを利用したいけれど、不安な方も多いのではないでしょうか?
エグゼクティブ・経営者など目の肥えた方に対応できるサービスは、数多くは無いと思います。そこで、今回は、エグゼクティブや社長がショッピング同行サービスを利用する前に知っておきたいメリット・デメリットとその対処法についてお伝えします。
<メリット>
- 必要なものだけをセレクトできるので経済的。
- 時間の有効化に繋がる。
<デメリット>
- 百貨店の買い物同行サービスは、「売り」の要素が強い。
- パーソナルスタイリストによって時間のかけ方は相当差がある。
- 購入代金の〇%、もしくはすでに商品代金にサービス料が含まれている場合もある。この場合も売りの要素が強くなる可能性がある。この場合、サービス料金をどこから捻出しているか確認しましょう。
ショッピング同行の前に知っておきたいチェックポイントとその対処法
質にバラつきがある
専門知識以外にも感性、社会経験も大いに関係がありますから、質のバラつきがあります。相手は人間ですから、得意不得意の分野があるのも当然です。
対処法
まずは、サービス提供者と会ってみることをおすすめします。そもそも、ファッションが好きなだけでは、まかり通る仕事ではありません。専門性だけで無く人間性も必要でしょう。社長のお眼鏡に叶う人物かどうかは、シンプルですが、まずは会ってみることです。
リサーチ不足
お客様の趣向・ライフスタイル・身体的特徴を熟知した上ではじめて成立するものです。この場合、サイズ、色の欠品率が高くなります。ウィンドウショッピング程度に留めるならまだしも、商品を効率よく購入されたい場合は、事前リサーチをしっかり行うサービスを選ぶ必要があります。時間効率を考え、プロにアウトソースするというのが社長の考えでしょうからリサーチ不足では、確実にサービスの質が低下します。折角サービス費用を投じても単なる浪費になりかねません。
対処法
事前リサーチをどのような方法でどの位時間をかけるのか質問をしてみると良いでしょう。会っていきなりのショッピング同行をするサービスもあるようですが、リスクが高まります。手軽な価格で利用できるサービスかもしれませんが、質もそれなりと覚悟が必要です。
提案がパターン化されている
特定のお店との提携や、仕入れた販売用の商品をストックしている場合は、既存のある程度のコーディネートがパターン化されています。サービスの売り手には手軽ですが、お客様だけに入念にリサーチした商品では無いだけに提案が劣ることも考えられます。色々な考え方やニーズもあると思うのですが、サービスの質で対価を頂くというのが、王道でしょうか。これは、人の心情として、バックマージン欲しさのセレクトになってしまうとお客様視点は薄れてしまう可能性があるからです。また、すぐにオーダースーツに結びつけようとするサービスもありますが、個人的には売らないサービスが一番質が高いと思います。
対処法
どのようなステップなのか、何店舗案内してもらえるのか、購入義務は無いかの確認すると良いでしょう。
経営がわかるパーソナルスタイリストか
経営上の課題を外見という切り口で解決していくのですから、経営のことがわからなければ、社長のサポートは難しくなります。サービスの提供者には、経営やマネジメントの経験が無い人が多いためです。社長の重要なシーンで何が求められるのか、市場、業界や置かれている立場を理解できる資質は必要なことだと思います。
対処法
企業のステージにもよりますが、会社の広報戦略をアウトソースしていくようなものですから、PR、マーケティングの知識が必要な場合もあります。社長が置かれているステージに合わせて、適切な経験やバックグラウンドを持つ専門家を選びましょう。
ワードローブコンシェルジュ
パーソナルスタイリストが、エグゼクティブ・社長の手持ちのアイテムの活かし方や選び方、年間の購入計画、眠っている洋服、時計・ジュエリーの活用方法のご提案を受けられます。下記1つでも該当する方には十分にメリットがあると思います。
<メリット>
- いつもマンネリ化してしまう
- いざという時に決め手になる洋服が無い
- 自分の可能性を知りたい
- コンプレックスを解消したい
- 洋服選びが憂鬱
- 経済的に自分に本当に似合い必要なものだけを揃えたい
- ライフステージが変わって着るものも変えたい、あるいはライフステージを変えたい
<デメリット>
- プライベート空間である自宅にスタイリストが介入することに抵抗のある方には不向き→この場合は、訪問なしの遠隔で同等のサービスがあるか確認されると良いと思います。
ワードローブコンシェルジュは、無駄のない洋服選びや手持ちの洋服の活用方法を学ぶことができます。都度プロに洋服を揃えてもらうのも良いですが、ご自身の洋服選びの課題を根本的に理解するにはこのサービスが一番かゆいところに手が届きます。後に、ショッピング同行をスタイリストにお願いするにしてもアイテムが重複することもありません。
また、色やテイストだけでなく、形やサイズ感の誤りなどにも気づくことのできるスタイリストサービスです。個々人でワードローブのボリュームが異なりますので、時間単価が設定されているケースが多いかと思います。
ワードローブコンシェルジュはこちらから
https://www.grace-japon.com/personal-stylist/concierge/
買物代行
必要なファッションアイテムを購入代行するサービスです。ですが、いきなり代行を依頼するのは不安です。ショッピング同行で信頼のおけるサービスを利用して、あなたの好みを熟知しているパーソナルスタイリストに代行してもらうのが賢明でしょう。
<メリット>
- 時間短縮につながる。
- 早い段階で欠品なく商品を確保できる。限定や雑誌掲載品で完売が予想されるものには最適。
<デメリット>
- 総額の数パーセントが、代行フィーとなったり、商品代金に含まれているケースは売りの要素が強くなる。
- サイズを熟知している必要がある。
- 手持ちのワードローブを把握している必要がある。
顧客のためだけに時間をかけて手配するパーソナルなサービスは、スタイリストのレベルに応じた費用が洋服代と別に発生するのが標準的です。プロですから素人の方の何倍もの情報量がありますので、時間効率もはるかに良いでしょう。エグゼクティブの時給を考えると、スタイリストにアウトソースしたほうが結果として合理的と言えるのではないでしょうか。
ヘアスタイルコーディネート
印象アップには、ファッションだけでなくトータルイメージをマネジメントすることです。徹底的に印象を磨きたい方や、ファッションのコンサルティングの精度が各段にあがります。眉カットや女性であれば、メイクアップも同日に行えるスタイリストであれば、お洋服の似合い方も違いますので、更に満足度が上がるでしょう。
美容室にスタイリストが同行して、目指すファッションとのバランスを計算してデザイン提案を行うサービスです。ご自身では明確なイメージを伝えることがきずにお任せになっている方も多いと思います。この曖昧なオーダーを解消・解決するのが、ヘアスタイルコーディネートです。
エグゼクティブ対象のパーソナルスタイリストサービスはこちら
いかがでしたか。
たかがファッション、されどファッションです。第一印象は外見による影響が大きいと思います。勝手なイメージが先行してビジネスに不利になるのは避けたいところです。また、社長という立場になると、他者から指導やアドバイスを得る機会が少なくなっていきます。また、特に男性の場合は、自分のスタイルを大きく変えること無く、無難なまま長い月日が経過してしまう傾向にあります。
見た目を戦略に変えることで、欲しい成果や未来を手にする。そして、意識を少し変えれば、誰でも自分をメディア化することができる、パーソナルスタイリストの活用はメリットの多い手軽なサービスです。