私が以前、人事採用コンサルタントとして働いていた時の経験から、組織の人事の最前線で導かれた答えは、「人の第一印象は決して裏切らない」という事です。
ここで言う第一印象とは、ファーストインプレッションを指しますが、当時インタビュー前のメール、経歴書、声のトーンだけでその人となりは、9割以上の判別がついていました。これは、神がかり的な能力では無く、人事経験者なら頷ける内容のはずです。
さて、人は見た目が9割という書籍が話題になった事もありますが、ある意味においては、言い過ぎでは無いように思えます。尚、印象が形成される要素とは以下3つ。
1.ボディランゲージ:非言語要素
言葉無き言葉。ここでは、表情、しぐさ、話し方や立ち居振る舞いに服装・髪型・化粧までを含めた外見の印象を指す。
言葉無き言葉。ここでは、表情、しぐさ、話し方や立ち居振る舞いに服装・髪型・化粧までを含めた外見の印象を指す。
2.パラランゲージ:周辺言語要素
言葉にともなって表出される情報。イントネーション、リズム、抑揚、ポーズ、声質など。
言葉にともなって表出される情報。イントネーション、リズム、抑揚、ポーズ、声質など。
3.ランゲージ:言語要素
言葉そのものですが、話す表現や内容の選択が重要。
言葉そのものですが、話す表現や内容の選択が重要。
1.のボディーランゲージにおいては、自分に似合うものを選び自分の魅力を最大限に引き出し、相手に自分を印象付け信頼度を高めます。洋服を形成する色、形、素材の3大要素も大切に扱って頂きたいと思います。色彩戦略の効果においては、かつて、アメリカの大統戦で見た目の戦略を担当したイメージコンサルタントの認知度が上がった事からもしっかりとした裏付があり、色彩はイメージを形成するにあたり、大脳に最初に到達する情報と言われています。近年のグローバル社会では、人種や文化など考え方や受け止め方も多様であり、ビジネスの場では、色彩は言語以上のメッセージ性を持つこともあります。